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穴馬フジサイレンスが甲冑競馬に参戦します! [◯穴馬伝説]

☆フジサイレンス号(牡黒鹿毛)は、こつこつと勝ち星を重ねて5歳の春にオープン馬の仲間入りをしたが、その後1年たっても重賞勝ちどころか、勝ち星にさえ見放されていた。

 重賞6度目の挑戦となる2006年1月28日、東京競馬場の東京新聞杯GⅢ(芝1600m)に16頭立ての5枠10番で出走することになった。

 人気は、前走の中山競馬場のニューイヤーステークスを乗り替わった江田照男騎手とのコンビで3着と健闘していながら、今回は11番人気と低かったが、馬体重の変化もなく、依然好調は持続している状況だった。

 自分の競馬記録の中に、このレースのパドックのデータが残されていなかったので、フジサイレンス号がどんな顔をしてパドックを周回していたか見ることができなくてちょっと残念でしたが・・・。

 レースは、最初1ハロンはゆったりと先行していた流れが、急に速度を速めた。それにつられる形で有力馬が追走する形となったが、そこから直線坂下まで淀みないスピードで流れたため、先行する馬には厳しい展開となった。

 江田照男騎手の騎乗するフジサイレンス号は3コーナー当たりから徐々に順位を上げ、先行陣がばててペースが落ちたところを狙いすましたかのように強襲した。

 ゴール直前、1~3番人気のインセンティブガイ号、オレハマッテルゼ号、アルビレオ号がクビ差のデッドヒートを繰り広げる横を尻目に、人気馬をごぼう抜きするという痛快なデッドヒートを演じて、アタマ差先着した。(単勝:5,180円)

 フジサイレンス号は、その後9歳まで26戦に参戦したが勝利することはなく、2009年6月14日の中京競馬場のCBC賞を最後に引退した。

 最近はどうしているのかと思っていたが、大井競馬場から発信された情報にフジサイレンス号の名前が載っているのを見て、10歳となった今でもどこかで頑張っていると思うと内心ほっとするところがある。

 2009年7月12日に中央競馬を抹消された後、栃木県の乗馬クラブに移籍したということであるが、現在は福島県の「相馬野馬追」で活躍する馬として第2の人生を送っているようである。

 今回は東京シティ競馬の第9回イベントとして、8月29日(日)に福島県の「相馬野馬追」の実演が大井競馬場の本馬場において行われる。
 
 この時に参加する甲冑競馬の8頭の馬の中にフジサイレンス号が出走するということで、久しぶりにあの勇姿を拝見できるかと思うと、ほんとうに楽しみな真夏の夕暮れ時の一戦です。
・・穴馬伝説(18) フジサイレンス・・  
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