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軽視できなかった穴馬、セラフィックロンプ [◯穴馬伝説]

☆14番人気の穴馬セラフィックロンプ号(牝6青鹿)が2着に喰い込んできた東京競馬17日(日)の府中牝馬S(GⅢ)は、国分恭介騎手騎乗の人気馬テイエムオーロラ号(牝4青鹿)の頭との組み合わせで馬単44,160円の高配当となった。

 この両馬は、どちらもマンハッタンカフェ産駒の2歳違いの先輩・後輩の間柄で、前レースの阪神競馬マーメイドS(GⅢ)でも2着と3着に入線し、仲の良いところを見せている。

 セラフィックロンプ号は2008年12月20日の中京競馬愛知杯(GⅢ)以来、久々にマーメイドSで馬券の対象となったが、府中牝馬Sではなぜかいつもどおり人気が出ず、魅力たっぷりの穴馬となった。

 このレースをいとも簡単に的中させたのは、マンハッタンカフェ命の競馬ファンだと思うが、セラフィックロンプ号を軽視できない馬の一頭として紐馬に上げるのは、決して無理な推理ではないような気がする。

 どっちの馬が強いかを判断する時、成績等の総合評価により決定するのが普通と思うが、これが人気馬の場合は非常に困難な作業となる。

 反対に実績のない馬同士の比較は意外と簡単で、これで選んだ馬が難なく1着になってしまうことがよくある。府中牝馬Sでは下位人気(無印)に該当する馬が②⑤⑦⑧⑩⑫と6頭いたが、直近5戦で条件、着順、タイムとも良いのは②のセラフィックロンプ号だけである。
 
今までの経験だと下位人気馬6頭までが狙い所で、それ以上の頭数のレースは意外と下位人気は来ないことが多い。このようにあっさり結果が出てしまう時ほど、穴馬として有力となる。

 しかし、下位人気が来るレース自体が少ないのが競馬で、自信のある軸馬にちょっと遊びで絡める程度にしておいた方が無難かもしれない。

 この日のパドックでもセラフィックロンプ号は、クビをリズミカルに上げ下げして楽しそうに周回していた。
このように安心してゆったりと眺められる時は、体調も良い証拠で、この様子からは精神状態?も安定しているように見て取れた。

 今回はセラフィックロンプ号を予想にアップできなかったことが悔やまれるが、大器晩成型のセラフィックロンプ号と3歳から続いている宮崎北斗騎手とのコンビは、これからも益々楽しみとなってきた。

 宮崎北斗騎手は、4年目となる今年はスランプだろうか13勝と昨年の37勝の勢いは感じられないが、レースを見る限り、直線を知らない間にスーッと抜け出る様は非凡なものが感じられて頼もしい。

 今回は先輩・後輩のマンハッタンカフェ産駒の両馬のごとく、2年後輩の国分恭介騎手に勝利を許した宮崎北斗騎手だが、これからは初重賞を獲得した相棒セラフィックロンプ号と共にどんどん張り切ってもらい、将来はトップを争う騎手の中で活躍してもらいたいと思っている。

 そして欲の深い穴党ファンとしては、宮崎北斗騎手に超人気薄のセラフィックロンプ号と、もう一つ大きな山を越えてもらいたいと、図々しく密かに期待している。
・・穴馬伝説(19) セラフィックロンプ・・

セラフィックロンプ.jpg
    ◇宮崎北斗騎手とセラフィックロンプ号(2010年京都記念13番人気0.5秒差5着)  
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