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ハンディ戦のいなし方! [穴馬・本気馬雑感]

Ω大きく荒れたハンディ戦の愛知杯、ハンディキャッパーが小躍りして喜んだかどうかは分からないが、格下のフーラブライド・牝4歳鹿毛(フラダンスをする新婦)が、相性の良い酒井騎手の手綱捌きで軽量ハンディを生かして優勝した。

ハンディ戦では軽量馬に注意することは当たり前のことだが、なかなかここまでハンディ差のあるレースは少ない。ハンディ戦はこの週の土日でも5レースあったが、普通はせいぜい3kg差までが妥当なところ。
今までの経験から、いつも走っている斤量から4kg以上軽かったら馬は喜んで走ると思っている。
(以前も新潟競馬でこのような馬が勝った。)

この愛知杯で勝ったフーラブライドは斤量5kg減で、しかも好調上がり馬、2着のキャトルフィーユは4kg減の好調馬という極めて単純明快な決着、他に数頭4~5kg減の馬がいたが、前走と2走前の斤量差だけの話で、普段は軽い斤量で走っている馬ばかりだ。

詳細に馬柱を眺めてみると、この2頭だけが非常に目立つのが分かる。しかし残念なことにレース前にこのことをいつも気にしていながら軽視してしまうのはいったいなぜだろう。
気分が乗らないGⅠ馬と本気になった条件馬では、後者の方が走るということを肝に銘じておくべきだろう。

愛知杯のように、このような軽量馬ですんなり決まってしまうと、ハンディキャッパーは以後、よろよろの条件馬以外、4kg差以上の斤量減に設定しなくなる恐れが出てくるのが心配なところ。
だが、ハンディキャッパーは、ゴールに全馬が横一線に入線するであろう斤量を各馬に設定する、胃の痛くなる様な使命を負っているのだから、こんな事は無用な心配かも知れない。

これからも穴党垂涎のハンディ戦は健在だろう。しかし、一番の敵はレース検討の際、実力馬の格に恐れを成し、軽量馬の破壊力を軽視し、軽量馬の存在さえも忘れてしまう自分の心なのかもしれない。

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