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ハンディ戦はなじまない?日経新春杯 [穴馬・本気馬雑感]

Ω危なっかしい世界情勢を尻目に、競馬界では平穏無事なレースが続いている。
ハンディ戦とは思えないガチガチで終わった日経新春杯、本来ならゴール前で横一線になるようにハンディを設定したのではなかったのかと首を傾げたくなるようなレースだった。

しかしこのレース、名称が日本経済新春杯だった頃、かのテンポイントが66.5kgというとてつもないハンディで出走した事のあるレースで、気の毒なことにテンポイントはレース途中で故障を発生し競争を中止したという競馬ファンなら忘れられないレースだ。
その後、1981年から13年間別定戦となったが、1994年から再度ハンディキャップ競争に戻されている。

このような曰く付きの日経新春杯だが、今回もハンディキャップにはしっくりいかない事がある。
Gレースで好成績のサトノノブレスやアドマイヤフライトの斤量が2kg減というハンディで、1600万条件戦を勝ったばかりでGレースの活躍のないラブイズブーシェがほぼ変わらないという斤量というおかしなハンディ、これではレース前から結果が見えているようなものだ。

決してサトノノブレスの勝利にケチをつけているわけではないが、ハンディ戦ならどの馬も勝てるようなハンディキャップをするのが当たり前と思っていたから、この日経新春杯の看板には偽りがあるのではないかと疑いたくなる。

テンポイントのこともあり、馬に過度の負担がかからないハンディキャップを設定する為に、苦労の絶えないハンディキャッパーの心情を察すると心苦しいが、そもそも実力差歴然の出走馬に負担重量だけで横一線のタイム差に近づけようとする事に無理があるような気がする。

このような馬の構成レースになりやすい日経新春杯を、ハンディ戦として他のレースと差別化する意義があるのかどうか、正直なところ疑問を禁じ得ない。
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