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コパノリッキーには他馬に劣らぬ才能が一つだけあった。 [穴馬・本気馬雑感]

ΩGⅠ史上2番目の単勝高額配当(27,210円)となった第31回フェブラリーステークス、優勝したのはDr.コパこと小林祥晃氏所有の殿人気13番コパノリッキー(牡4栗)だ。

走破タイムは平均より若干遅めのペースだが、この直線の長い東京コースで決して逃げ切れるペースではない。
先頭のエーシントップが早々と失速したのを見ても分かる。
マイペースがモットーの田辺裕信騎手の手綱捌きで、好位2番手という同馬にとって絶好の位置をキープしながら直線入り口で先頭に躍り出た。
誰しも猛追するホッコータルマエの餌食と思っていたのが、ゴールまで自己ベストの上がりタイムで逃げてしまったのだ。

穴馬予想でありながら△印さえつけられなかった事に何とも情けない思いでいっぱいだが、一般的にはコパノリッキーに初騎乗だった田辺騎手との相性が良かったに違いないとか、最後の16番枠に抽選で入れた幸運のせいとかよく言われるが、穴馬を予想する際にはほとんど重要視しにくい要素といえる。

競馬ファンの中には第31回だから13番が来ると思って投票した人もいるだろうが、こういうのは毎回同じやり方をしていないとなかなか恩恵にあずからない。

しかしよくよくコパノリッキーについて調べてみると、他馬に決して見劣らない能力が見えてきた。
この馬、まだ4歳だが、この時期兎に角よく走る。
当該月2月前後の3ヶ月間の勝利数を調べると、ホッコータルマエ4勝、コパノリッキー3勝、ノーザンリバー3勝(今回4着)で残りの馬は2勝以下である。(最初の新馬戦等は個体差が大きいので除いてある。)
この時期の出走数の少ない馬については、調子が悪いか成績が思わしくないため出走回数が少ないと判断して問題ないが、出走数が多くて勝利数が少ないのは問題外だ。

GⅠ戦線に出走する馬は、殿人気といえども今まで激しい競争を勝ち抜いてきた強者達だ。
ほんの一つのプラスポイントで勝利をものにすることは無謀なことでも不思議なことでも何でもない。
持ちタイムがなくてもトップに首を並べることの出来る展開の魔力、それに馬が走る気になる鞍上の相性が加われば穴馬が勝つのは決して難しくないことだといえる。

話の最後に・・・、馬主のDr.コパ氏は氏は風水を信じ自然を愛する人、田辺裕信騎手は自然体でマイペース、コパノリッキーはというとラテン音楽を聴くノー天気な馬君らしい。







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