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厩舎コメントで2歳戦はいける! [穴馬・本気馬雑感]

Ω2歳戦は見ていておもしろいが、勝ち馬を当てるのは非常に難しい。
当然、格上レースを好走した馬が人気となり、実力もほぼ上位と見て差し支えないが、一番問題なのが1勝馬の取り扱いだ。

競馬無関係者の我々にとって、情報を得ると言えば競馬専門誌や一般スポーツ紙の類しかない。
そこで得られる情報を駆使して勝ち馬を抽出しているが、新馬戦や2歳戦の情報といえばほんの少しの情報しか与えられていないのが現実だ。

血統、騎手、馬場状態、コース、天候、どれもこれも実績を重ねてこそ重要な判断材料になる。
調教タイムという情報もあるが、調教を本番と思って走る馬?もいて、本当のところはよく分からない。
それから何とか指数というのも巷で氾濫しているが、これも競馬の大局観を磨くのには心許ない。

このような少ない情報の中でただ一つ頼りになる情報がある。それは厩舎情報だ。
前にも厩舎情報は軽視できないことを記事にしたが、うまく利用するのは容易ではない。
しかも、コメントの表現をそのまま信ずるのは非常に危険だ。
下手をすると言葉に振り回されかねないから、期待コメントか、実力コメントか十分吟味する必要がある。

例えば、先週の東京競馬11Rの京王杯2歳ステークスでは、
勝ったカラダレジェンドは「初戦は追っていればもっと・・・」は前走は追わなくても勝ったと解釈できる。
2着のクインズハリジャンは「前走余裕残しで勝ち上がった。」は無理しないで勝ったと解釈できる。
3着のラブリープラネットは「左回りはプラス」でそのものズバリプラス要因。

他馬のコメントでもプラスコメントがあるが、本当に当該レースにおいてプラスになるか考える必要がある。
それから、「たら」、「れば」等の期待コメント、抽象的な優位コメントは話半分と思った方が良い。
最初は良いコメントが多いので判断に苦労するが、何度も厩舎情報を読んでいれば、だんだん裏が見えてくるようになる。

情報量の少ない2歳戦の穴馬探しは厩舎情報が一番頼りになりそうだが、選ぶ競馬情報紙によって微妙に表現が異なってくることがあるから、自分にあった情報紙を選ぶことが大切だ。


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順当か大荒れか、両極端のエリザベス女王杯! [穴馬・本気馬雑感]

Ωエリザベス女王杯がビクトリアカップからバトンタッチされて牝馬3歳限定戦(旧4歳)の第20回まで、2400mの戦いではよく大穴が出ていた。
20番人気のサンドピアリス(1989)、17番人気のタケノベルベット(1992)、14番人気キョウワサンダー(1984)、10番人気のサクラキャンドル(1995)と二桁人気の穴馬が人気馬を蹴散らしていた時代だった。

第21回からは秋華賞が出来たことからエリザベス女王杯は2200mに変更され、出走メンバーも古馬牝馬の出走が可能となった。
それからは二桁穴馬は影を潜め、4年前のブエナビスタの猛追も届かなかった、衝撃的な逃げを打った11番人気の姉さん馬クイーンスプマンテただ一頭だけだ。

2400mの時のように後方から爆走してきた穴馬は2200mでは全くと言っていい程いなくなった。
そして、2200mとなった現在のエリザベス女王杯は、古馬参戦のためか人気馬、中堅馬の独壇場となっているのが実態だ。

やはり穴馬が勝つためには、4年前のようなスローペースでの逃げ残りしか選択肢は残っていない。
タイムも2分13秒後半で、しかも人気薄であることが必須の条件となる。

今回逃げるとすればエディンかセキショウあたりと思われるが、重賞上位のメンバーの中にあって人気薄になることは間違いなさそうだ。

ただ、このことがあったのはついこの間のこと、悔しい思いをした騎手のメンバーも今回のレースにたくさん騎乗している。そう簡単には逃がしてくれないだろう。

エディンがクイーンスプマンテと同じジャングルポケット産駒であることが、ちょっと意味深げに思えるのは考え過ぎか・・・。
今回も無難なところは順当狙いだが、誰もが順当と思うところに落とし穴があるのが勝負事、果たしてどんなレースになるか楽しみなGⅠレースとなった。


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GⅠが楽しみ、逃げ馬コパノリチャード! [穴馬・本気馬雑感]

ΩGⅠで活躍した逃げ馬には、古くは「狂気のハイペース」と称され、競り合いで負かした相手が骨折してしまう程の驚異的なスピードで逃げたカブラヤオーや、2冠のミホノブルボン、メジロパーマー、また天皇賞(秋)でレース中の骨折で武豊騎手を落胆させた悲運の逃げ馬サイレンススズカがいるが、先週、これからちょっと期待できそうな馬が京都競馬場に現れた。

逃げ馬といえば今回の天皇賞で2番人気となったトウケイヘイローが記憶に新しいが、このレースでは自分の望まないハイペースの展開に呑み込まれて直線坂上で馬群に沈んだ。
逃げ馬はレースのペースを握れるとはいうものの、GⅠともなると当然、どの馬の騎手達も自分が勝つつもりで乗ってくる。
そのため、自然とペースが速くなり、人気になればなるほど勝つことは難しくなる。

先週の土曜、京都競馬場スワンステークス(GⅡ)で鮮やかに逃げ切ったコパノリチャード(牡3歳黒鹿)は、前走折り合いを欠いて16着と惨敗した屈辱を跳ね返し、8番人気ながら鞍上浜中俊騎手の平均ペースよりやや速めの流れを克服するリベンジ騎乗で、古馬陣を尻目に堂々と優勝を飾った。

コパノリチャードは1400mまでとの評価もあるが、春のNHK杯ではトップとコンマ4差という僅差で好走しており、展開が全ての逃げ馬ならマイル戦でも十分やれそうだ。
ひょっとして、父ダイワメジャー、母父トニービンの血統なら有馬記念も決して夢じゃないかもしれない。
人気薄の逃げ馬として、4歳、5歳と、今後、大いに期待したいところだ。




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シンプルな方法で攻略できる富士ステークス! [穴馬・本気馬雑感]

Ω馬の能力比較で一番わかりやすいのはやはり馬柱の成績、直近のレースで格上レース上位の成績なら無視できない馬と言える。人気もそのようになっているのが普通だ。

しかし、中には前走着順が二桁のために人気が全くなくなることがある。
その良い例が先週土曜日の東京競馬場11Rの富士ステークスのオープン戦だ。

このレースも人気順に分類分けをしてみる。
人気馬で格上レース上位成績の馬は9,6,11の内、GⅠレースをコンマ内で来ている9と11。
中堅では2,3,5,14の内、GⅠ2着の2。
人気薄では1,4,7,8,10,12,13,15の内、GⅠレースコンマ内の4,7,10,12の4頭。
この人気薄の4頭はどれも前走は着順は悪いがコンマ台の着差は4と12だけだ。
ここでも穴馬能力比較抽出の方法である格上着差優位の原則は生きていたことになる。

最終的に残ったのは、9,11,2,4,12の5頭ということになるが、レースの結果は9ー12-4で頭は一番人気の9番ダノンシャーク、2着に9番人気12番リアルインパクト、3着に14番人気4番シャイニープリンスと人気薄が2、3着に来て良い配当になった。

順当レースでも荒れるレースでも同じ事だが、すっきりと検討できた時は良い結果になることが多い。
実力が伯仲しているレースや取り捨てに迷いが生じているレースは避けるのが賢明だ。

オープン戦全てがこのような傾向があるという訳ではないが、このような幅広い世代の馬が出走するレースは無印でも骨っぽい面々が参戦していることを忘れてはいけない。

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2戦連続上がりトップは穴馬のシグナル! [穴馬・本気馬雑感]

Ω先週土曜日の東京競馬場、この日最高の単勝配当(2,850円)だった9Rプラタナス賞の穴馬ダイチトゥルース(牡2歳黒鹿)鞍上武士沢友治騎手は、11番人気とは思えない15頭ごぼう抜きをあっさりとやってのけた。

このレースのメンバーは1勝馬と500万条件を勝てない面々の集まりで、実力差はほとんどないと言っていい。
この中で強い馬を捜す時はやはり同条件僅差で上位着順に来た馬と言うことになるが、それでは人気どおりの組み合わせとなってしまう。

そこで注目したいのがレース実績の上がりタイムだ。勝っていなくても最高あがりタイムで駆けていれば要注意だ。しかも直近2戦で連続していれば穴馬として言うことはない。
このレースではこの条件に当てはまる馬は他にディアゴッホ1頭だが、坂道コースを経験し勝っているのはダイチトゥルースだけだ。この点も大きな有利なところだ。
付け加えるとしたら、ダート短距離血統のノボジャック産駒ということで、他馬に比べてトリプルメリットで断然優位と判断できる。

直近2戦連続最高上がりタイム走破の勝ち馬についてはファインスマッシュの記事でも取り上げたが、強力な実力馬がいないレースにおいてはかなり有効な穴馬抽出方法といえそうだ。
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ヒットザターゲット、アンコイルドは決して狙えない馬じゃない! [穴馬・本気馬雑感]

Ω第48回京都大賞典は、鉄板の下馬評にもかかわらず11番人気のヒットザターゲット(鞍上北村友騎手)が優勝し、実力馬2頭がもろくも敗れ去った。
亜空間予想も公表予想ではないが、ほぼゴールドシップとトーセンラーの3着以内は確実と踏んでいた。

ここで思い出して頂きたい。今までに何度も人気薄の馬同士の実力比較は比較的容易であると言ってきたのだが、まさにこのレースで検証することが出来る。

まず、一般紙と専門誌から人気度の分類分けをすると、11,12の実力馬勢、中堅派の4、7、8、10と、人気薄勢の1、6、9と無印穴馬の2、3、5、10に分けられる。

人気度のパターンでこのようにはっきりと分けられるレースは意外と少ない。特に主役がおらず人気がばらけるレース等は分類分けが難しい。

穴狙いなら当然人気薄と無印から狙うということになる。ここでグループごとに実力比較を馬柱でしてみる。
格上条件で勝っているか僅差のレースをしていれば実力は上とすると、人気薄勢の1、6、9では明らかに1番のアンコイルドが浮上する。
人気馬と穴馬との成績比較は意味のないことだが、穴馬抽出において穴馬同士の成績比較で重視するのは着順とタイム差だけだ。
同じように無印穴馬勢の2、3、5、10ではGⅢで勝っている2、13から、一つ上のGⅡでタイム差の良い2番ヒットザターゲットが浮上する。

こうして比較的容易に穴馬は抽出出来るが、果たしてこのレースの実力馬を無視できる根拠があるかどうかが問題だ。
闇雲にこのような穴馬から狙っていたのでは年間プラスはまず難しい。

このレースの盲点は下馬評から騎手達までもがスローペースになると思っていたところにありそうだ。
的中させるにはレース前にこの読みを正確に把握する情報を入手するか、感じ取るかする必要があるだろう。
もうこれは、雀聖阿佐田哲也氏のとぎすまされた勝負感の領域といえるだろう。







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秋競馬の条件戦人気馬はなぜこける? [穴馬・本気馬雑感]

Ω天高く馬恋ゆる秋となって、各競馬場とも穴馬が大活躍だ。
特に500万、1000万の条件戦では1勝しか違わないのに人気馬に祭り上げられて苦戦するレースが多く見られた。

前回日曜に活躍した、阪神6Rメイショウオオカゼ、阪神7Rマルタカシクレノン、阪神11Rドリームバスケット、中山7Rマースストロングはどの馬も人気薄だが、この夏の酷暑の中、休みもせず走ってきた面々だ。

この頑張屋の穴馬に負けた人気馬を見てみると、夏場休養していた馬が意外と多い。
また逆に、夏場走って善戦した馬は当然秋競馬で人気馬となるが、条件馬だから連戦して良い成績を取ることはかなり難しい。
このような人気馬の出走するレース、特に条件戦は荒れる傾向が現れているようだ。

兎に角、条件戦のような力の拮抗したレースは、夏場に休んだ馬よりは走った馬、走っても労多くて功のなかった馬が狙い目だ。

つまり、秋競馬の序盤は、酷暑の夏奔走した元気いっぱいの条件戦の穴馬達が報われる番と言えそうだ。






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確信の穴馬予想ほど当てにならないものはない。 [穴馬・本気馬雑感]

Ω最近の予想の不調について読者からお叱りのお言葉を頂いた。恐縮至極である。
数レースある予想の中から、自信度の高い一個レースを公表しているのだが、兎に角手から水が漏れるように裏目、裏目へと展開が流れて行く。

レースを選べば選ぶ程、的中が遠のいて行くのが今までの経験から分かっているが、費やす時間の関係から公表予想を増やす訳にもいかない。もどかしい限りだ。

競馬をした事のある人なら思い当たる節があると思うが、何気なく、さらっと選んだ穴馬があっさり勝ってしまう事ある。
そのようなレースに限って、投票金額を抑えたり、最悪の場合は見送って悔しい思いをしてしまう事が多い。
何億も稼いだ競馬ファンが全てのレースを対象にしていたのが分かるような気がする。

これはあくまで推測だが、日刊紙や専門誌の予想記者の中でも、公表しないレースの中で大穴を的中しているが、なぜ本来の予想で的中しないのか悩んでおられる予想記者もきっと多くいることだろう。

大穴予想がそのようなら、それをうまく利用する手はある。自信満々の公表穴馬予想を外して買う方法だ。
確信の予想で的中率が低いなら、はずして買う方が的中する可能性が高くなる。
欲望という邪心が隙間に入り込みやすい穴予想なら尚更、勝ち馬は逃げていくと見た方が自然だ。

読者にこのような形で渾身の予想を利用されるのは何ともやりきれない思いだが、これも一つの公表予想を利用するテクニックと思えば理解できないことはない。
(亜空間予想がいつまでも大穴をゲットできないと言っているのではないので、お間違いなく。)

兎に角、最低限年間プラスで終わるよう、読者の皆さんのご健闘を祈りたい。
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大穴を当てるには踏ん切りが大切! [穴馬・本気馬雑感]

Ω荒れそうだと思った新潟記念、亜空間予想ははずれたが狙いは決して悪くなかった。
下馬評どおり展開はスローとなって勝つ馬は先行する馬と確信していた。

実際はそれほどスロペースにならなかったが、先行した中堅馬が上位入線する結果となった。
勝った馬は好位追走した松岡正海騎手の先行馬コスモネモシンで、直線では決して苦手でない稍重馬場を最速上がりで駆け抜けた。

このレースの構成メンバーは、飛び抜けた実力馬がいない替わりに中堅クラスと人気薄クラスがはっきり分かれていて、荒れると判断すれば意外と穴馬を抽出しやすい。

人気薄クラスでは、先行馬が12と4、差し追い込み馬が2、5,6,14の6頭となる。
ここまで選別できれば、先行馬優位のこのレース、軸馬は12のラッキーバニラか4のコスモネモシンということになる。

2頭軸ならすんなりこれで決まりとなったはずだが、ここで弱気の虫がささやいた。
「先行馬で軽量ハンディ、しかも一枚上手のサンシャインは無視できないぞ!しかも夏競馬!」
確かに実際はサンシャインのような馬が来ることが多いのが普通で、競馬の実績データもそのようになっているはずだ。

しかしそれでは大穴はいつになっても取れない。
実生活では思いこみはあまり良いことではないが、この競馬予想の世界では決して揺るがない不動の思いこみをして、そしてきっぱりと踏ん切ることが大切だ。(・・・そして損をしている事が多いが・・・。)


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名馬あっての穴馬 [穴馬・本気馬雑感]

Ω先週の競馬はこれといった穴馬の活躍がなく、上位人気馬が勝利を積み重ね、後1週となった夏競馬を惜しんでいるかのようだった。

その中でまたまた目の見張るようなすばらしい馬が頭角を現してきた。
その馬は新潟2歳ステークスで勝ったハープスターで鞍上は川田将雅騎手、後方一気の追い上げで父ディープインパクトの走りを彷彿とさせるような激走を2走目で披露した。
上がりタイムだけを見ても32秒5は近年にない最速の上がりタイムだ。

ハープスター(こと座のベガの別名)はおばあさんがあの1993年2冠のベガで、しかもデビュー前に骨折してしまった唯一の娘ヒストリックスターの2頭目産駒となる。
2つ年上の兄のピュアソウルは現役で2勝馬として頑張っている。

こうしてみると良い馬は幾多の試練をかいくぐってこそ生まれてくるというのがよく分かる。
次走は12月に阪神JFあたりらしいが、今からどんな走りをするか楽しみだ。

こういう話ばかりでは穴馬の影が薄くなってしまうが、歴代の名馬を打ち負かしてきた穴馬もクラシック戦線の中では数知れない。
生涯で1勝であっても、ただ一度のチャンスで名馬に勝ったという事実は、名馬に決して引けを取らない大きな名誉だ。

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